オブリビオン、エターナル 二次覚醒ストーリー Arad is my life

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オブリビオン、エターナル 二次覚醒ストーリー 











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オブリビオン


無限の魔力はそれ自体が無限の苦痛であり、
わずかな油断で精神が削り食われ、少しの休息で肉体が削り食われる。
それでも戦いが絶える方法はなく、走って、また走った道は暗いだけなのだ。

心臓を掴むアビスは俺を壊そうと揺れ動き、
置いてきた家族と敵と友人の死体だけが、俺を黙って見つめる。
徹底した孤独の中で聞こえてくるのは元素のささやきだけ。

点滅して、大きくなって、散らばって、混ざって融合する元素は
この手で初めて完全になり、爆発して空気を裂く。
何も残らない道。小さく割れた破片は記憶の中から忘れられ、本当に消滅する。

誰も行けなかった広大な耕地は俺のために咲き、
終わらない魔力は終わるとも知れない虚無を込めて、目を黒く染め上げる。

そうしてアビスは朝の中で完全に俺となり、この意に背くものは誰もいない。




エターナル


凍りついた心臓を粉々に壊し、
破片を集める少女。痛くはないのかな。
冷たくないの?と尋ねたら温かいと言うけれど、
壊れそうな小さな手を無駄にしてしまいそうだ。

アビスの花は世界を凍らせ、
すでに一つの色以外は見えないけれど。
ただ少女だけが僕に向かって笑い、
暖かく綺麗な色をちらちらと満たすんだ。

体の中に流れる血の赤さを
やっと思い出せて改めて認識できたのに。
凍ってしまった血管が再び赤く変わっても、
遠い道へ去った少女は目覚めない。

冷たい心臓が溶けて水が流れて、
伸びなかった髪の毛が長く降りてきた。
過ぎてしまったこの時は二度と戻ってこないけれど、
永遠に覚えておくよ。僕を目覚めさせた少女。

一緒にいた時間がそれほどに短くても、
小さな手の温もりは今でも残っているよ。
呼び覚ませてくれたこの永遠を、今は僕が守るから。
少女よ、氷の記憶の中で安らかに…。


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( 2015/11/30 15:37 )


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